乾癬の原因は不明。乾癬の表皮で起こっていることは解明されている

痒い

現在の医学では尋常性乾癬の正確な原因を突き止めるまでには至っていません。
しかし、幾つかの尋常性乾癬が悪化する要因がわかっています。
その為、病院での治療は悪化する要因を抑えることが目的となっています。

 

その尋常性乾癬が悪化する要因が次の3つです。

 

1. 毛細血管の炎症
2. 新生血管の発生
3. 新陳代謝が異常に活発

 

 

毛細血管の炎症

 

毛細血管の炎症は、自己免疫不全が起こしているものと考えられています。
自己免疫不全とは、本来ウィルスなどの病気の原因菌を撲滅する免疫力が何らかの原因により誤って健康な体の組織を攻撃してしまうものです。

 

乾癬の毛細血管の炎症部分を調べてもウィルスが見つからないことから自己免疫不全が起こしているものと考えられています。

 

新生血管の発生

 

毛細血管に炎症が起これば、炎症が原因で表皮の周辺に新生血管を発生させます。
血管が新しくできると聞くとなにかいいことのように感じますが、実はそうではありません。
血管は、成長期に形付けられそれ以降に新たに血管が作られるといったことは、重度の怪我をした時や女性の排卵日以外では、まずありません。

 

炎症のために血液の流れが悪くなった従来の毛細血管を補うために新たに血管を新生させていきます。

 

新陳代謝が異常に活発

表皮

新生血管ができるのは従来の毛細血管を補うためなのですが、新生血管ができると、血液で栄養分や酸素が必要以上運ばれるようになります。

 

必要以上の栄養分や酸素が運ばれることにより新陳代謝が異常に活発になります。
正常な皮膚の新陳代謝は40日なのですが、乾癬の場合は、5日程度で新陳代謝が行われているといわれています。
そのために、表皮は異常に厚くなり、また、角質化していきます。
これが、乾癬の後遺症の白いウロコの正体だといえます。

 

病院での治療方法

診察

 

病院での治療方法は乾癬の要因を抑える働きのある薬を処方での治療となりますが、症状が重度の場合は通院での治療となります。

 

毛細血管の炎症を抑える薬

 

毛細血管の炎症を抑えるためにステロイドの塗り薬や飲み薬・PDE4阻害薬・免疫抑制薬が処方されます。
どれも薬としては、きついものなので副作用が出やすいものだといえます。

 

異常な早さで行われる新陳代謝を抑える薬

 

異常な早さで行われている新陳代謝を通常の早さで新陳代謝が行われるように活性型ビタミンD3外用薬・ビタミンA誘導体(レチノイド)が処方されます。

 

免疫機能を抑える方法

 

免疫機能を低下させることによって乾癬の症状を和らげる方法もあります。
紫外線の免疫機能を低下させる効果を期待した光線療法や免疫機能を低下させるタンパク質「サイトカイン」を注射や点滴での投与となります。